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【読書日記】税務署の正体
税務署の正体
              大村大次郎(光文社新書)

☆7つ
 税務署の実態について描かれた本。知識としてとても良いと思います。

 著者の大村大次郎さんは、元々国税局で主に法人税担当調査官として10年間勤務していた方です。他にも色々と本を書いていて、私も他の著作を読んだことがあります。

 今回の本は、税務署の組織、税務調査の方法、調査官の日常生活例などについて、著者の経験を生かして具体的に書かれています。
最近、私の弁護士業務として税務関係にかかわる仕事(相手方に税務調査、脱税事件がらみなどなど)が少々出てきました。そこで、税務関係の講演に赴いたり、いくつかの著作を読んだりしています。
この本もその一環で、簡単に知識を得るために選びました。

 目的は十分果たされました。
・国税庁、国税局、税務署の違い
・税務調査の法的性質(強制ではなく任意であること)
・マルサの女・ナサケの女・半沢直樹・トッカンといったドラマや映画を具体例として出しながら、キャリア・ノンキャリアの職員の違い、国税局調査査察部(実行部隊(マルサ)・情報部隊(ナサケ))・国税庁調査官・特別調査官(トッカン)の違い、税務調査の実態
などが分かりやすく記載されております。

 このほかにも、OB税理士制度の問題点(調査相手との癒着、税務調査の優遇、脱税請負人問題、国税幹部の退職時の顧問先斡旋など)など負の側面にも切り込んでおり、こちらも興味深かったです。

 もっともこの本は、当然著者の経験を軸に書かれているものなので、他の見方があったり、現在とも違う面もあるかと思うので、ゼミの先輩・同期・後輩に国税に行った者がいるので彼らに聞いてみようと思います。


グッと来た、もしくはハッとした文章をご紹介>
・ゴミ収集日の翌日では、貴重な情報源であるゴミがなくなっているため、その地域のゴミ収集日も調べておかなければなりません。
>なるほどね。他にも税務調査の調査手法など紹介やエピソードが数多く載っており面白いです。

・だいたい1週間に1件のペースで調査をしなければなりません 
>これは比較的小規模の調査にあたる業務を調べている際の件数だそうです。下調べ、実際の調査、報告書作成までをしないと考えるとかなりの激務です。



テーマ:読書メモ
ジャンル:本・雑誌

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