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「インドネシア:喝采を受けた反汚職運動の顛末」の講演を聴いて(1/2)
「インドネシア:喝采を受けた反汚職運動の顛末」の講演を聴いて

 2012年1月21日(土)、JAICA地球広場で、「インドネシア:喝采を受けた反汚職運動の顛末」と題された講演が行われました。講師は、長谷川拓也さん。長谷川さんは、筑波大学人文社会科学研究科国際公共政策専攻の博士課程に在籍しています。
 この講演では、2000年ころから2008年までの、地方議会議員の上がり続ける給料の問題、それに反対する市民運動、及び、地方議会議員に対する裁判が扱われました。

 簡単に時系列でまとめると以下の通りです。
① 法律1999年第22号 地方行政法
この法律は、地方議会に、議会の歳費などの予算を決める権利を与えている。
⇒(問題点)
    地方議会議員が自らに都合の良いように給料を上げることができる。
     実際に、西スマトラ州では給料が一年で4倍にも上がった。
       ↓
    地方議会議員の給料が上がり続けることに反対する市民運動が
   盛り上がりました。
    そこで給料が上がり続けることに一定の歯止めをかけるために政令が
   作られました。
       ↓
② 政令2000年110号 地方議会歳費に関するガイドライン
この政令は、膨張し続ける地方議会歳費を管理可能なものにすることを意図して作られました。
この政令では、地方議会議長は地方の首長の給料の6割以内、副議長は地方議会議長の給料の9割以内、一般議員は地方議会議長の給料の8割以内などといったように給料の上限が定められています。
また、この政令に違反すると刑罰が科されるという規定もあります。
       ↓
   これに対して、地方議会は、②の政令が①の法律に違反している
  として政令に従うことを拒否。
       ↓
   この地方議会の拒否の姿勢に対して、市民運動が批判の声を
  上げました。
   検察は、地方議会議員に対して、政令違反の疑いで捜査を
  開始しました。
   その後、地方議会議員に対して、政令違反で起訴がなされ、
  一部の議員に対して有罪判決が下されました。
  この有罪判決に対して、市民は賞賛の声を上げました。
       ↓
   しかし、その後、紆余曲折がありましたが、最終的には2008年2月
  までに、起訴された地方議会議員や、一度は有罪判決が下された
  地方議会議員全員に対して、最高裁判所で無罪判決が下され、
  その判決が確定しました。

 全員無罪という結果に対して、市民からは裁判所に対する失望の声が上がったそうです。また、市民運動が無力だということをつきつけられたとの評価もあるようです。

テーマ:インドネシア
ジャンル:海外情報

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2012/04/14(Sat) 18:15:12 |  まとめwoネタ速suru
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