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【読書日記】原発はいらない
原発はいらない
      小出裕章(幻冬舎ルネッサンス新書)

☆5つ
 放射能、放射線の影響についてもう少し詳しく書いて欲しかった。中途半端な気が。

 著者の小出裕章さんは、東北大学で原子力について学ばれ、現在は京都大学原子炉実験所助教をされています。
 最近はニュースにもちらほら出演されています。

 原発問題に詳しくなるためには、原発賛成派の本も反対派の本も読まなくてはならないと思っています。
 小出さんは反対派の方です。
 専門が放射線計測、原子力安全ということで、知識は深く持っていると推測されるのですが、文章の記述の裏付けが薄いところが多いです。とても残念です。
 これは、この本が、「小出さんの発言を幻冬舎の方が再構成し文章としたものに小出さんが改めて手を加えた」というものであるところに原因があるのかもしれません。
 幻冬舎の方は、文章にするときの裏付けの大切さ(講演(話)でももちろん重要ですが)をもっと意識して欲しかったです。もちろん著者にも責任があると思います。

つっこみどころ例
・(なぜ原発は、東京都などの大都市に作らず、福島県双葉郡のような過疎地に作るのかということに関して)
 答えは簡単です。「人口が密集する大都会周辺に危険な原発は作れない」ということなのです。

→本音はその通りなのかもしれません。
 が、過疎地が選ばれた公式の理由を書いた上で、このような記述をしないと、誤解を招きかねません。まぁ誰もが「こんなことを推進派が理由にするわけないだろ!」と気付くかもしれませんが。

・再処理工場周辺の井戸からは、全国平均の7倍に当たるストロンチウム九〇が検出されたという報告もあります。
→だから何?って感じです。
 ストロンチウム九〇って何?
 全国平均がどのくらいの数値なの?
 身体に悪影響があると立証(または推測)されている数値はどのくらいなの?
 今回の数値は危険なの?


 とまあこんな感じで、説明不足の点が多いです。
 ただ、後半はちゃんと説明がなされている記述が多くなります。内部被曝の話とか。
 後半のような記述の仕方を前半からして欲しかった。
 そうすればもっと勉強になったろうに。ちと残念。
 (アマゾンでは評価が高いようなのですが、なんでだろう。。。)

 もし、この本を読む方がいれば、前半はサクッと流し、後半をじっくり読まれることを私はおすすめします。

 

テーマ:読んだ本の紹介
ジャンル:本・雑誌

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