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【読書日記】食い逃げされてもバイトは雇うな(上下)
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字<上>

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字<下>
                           山田真哉

☆6つ
 物事にいくつもの見方があるように、数字にもいくつもの見方があるようです。それを教えてくれるこの本は、私にとって、とても価値がありました。

 この本の著者は、「さおだけ屋なぜ潰れないのか?」や「女子大生会計士の事件簿」などでおなじみの山田真哉さん(公認会計士)。
 山田さんはいつもわかりやすく数字とどう付き合うべきかを教えてくれます。
 これまでその著作を何冊か読みましたが、いつもためになってます。

 今回の禁じられた数字<上下>も数字を目の前にしたときの対応策のヒントを示してくれます。
 上下のタイトルを見ると、一見矛盾しています。
 しかし、両者ともに会計的な思考方法としては間違いではありません。
 この両者が何を言っているのかを理解し、自分ならバイトを雇うべきかを考えることで、私のように数字や会計に疎い人は少しは数字や会計に面白さを感じることができるように思います。

グッと来た、もしくはハッとした文章をご紹介>
・数字は「言い換える」ことが可能だということです。言い換えがうまくいくかどうかは、数字の取捨選択にかかっています。
>上巻より
 “1勝2分け”という状態を、「3戦1勝」と言うか、「3戦無敗」と言うか、それとも違う表現をするのか。

・注目してほしいのは、数字についている「単位」です。実は、数字に単位がついているとき、その多くは「単位変換」が可能になります。
>上巻より
 “タウリン1000ミリグラム”と言うのか“タウリン1グラム”と言うのか。

・節約はパーセンテージではなく金額で考える、金額重視の姿勢が大事です。これは会社や家庭を問わず、節約の鉄則です。
>上巻より
 さおだけ屋か何かにも書いてあったような。これは大事ですね。

・ビジネスの世界は特にそうなのですが、あまりにも数字があふれているので、数字を発表する側は自分にとってもっとも有利な数字を提供します。
>上巻より
 数字に限らず、自分に有利な意見ばかりの引用にも注意すべきでしょうね。

・貸し倒れの問題は、基本的に、事前に行える予防(取引先・入金方法の選別)のほうが、事後的な治療(督促・回収)よりもお金がかかりません。
>上巻より
 自分も予防法務(リスクマネージメント)に強い法律家になりたい。その方が依頼者のためになると思うので。

・「潰れない」→「なぜ?」→「利益が出ているから」と考えていくのが会計的思考です。
>上巻より
 単純なんだけど、この思考過程は重要。

・<決算書を読むうえでいちばん大切なこと>●比較する
 比較といってもいろいろな比較の方法がありますが、まずは、過去との比較である「過去比較」を行いましょう。

>上巻より

・ということで、利益が黒字ギリギリの100万円というC社には、粉飾決算の疑いも出てくるのです!
>上巻より
 私の文章力では上手く紹介しきれない。この部分だけでも読んで見ることをおすすめします。(P184辺りから)

・それ(注:デタラメな数字)よりもタチが悪いのは、「事実だけれど正しくはない」という数字です。、
>下巻より

・机上の数字とは、計算上はうまくいくけれども実際にはうまくいかない数字のことを指します。
>下巻より
 たとえば夏休みが40日で200ページの教科書を読まなきゃいけないとしたときに、“1日5ページずつ読む”というもの。試験勉強の計画をするときには注意しましょう。あ~耳がイタイ。。。

・数字の受け手である私たちは、数字を見たら疑ってかかる、もしくはそれほど信頼しないことが必要になってきます
>下巻より

・環境の変化に応じたカードをいくつ持っているのか、ということが真っ先に問われる時代が来るということです。
>下巻より
 多分もう来てます。というか昔からそうだと思います。会社員であろうと社長であろうと専門家であろうと何であろうと、何枚のカードを持っているかが重要なのでしょうね。

・リスクとは、会計や金融では、「未来が不確定である度合い」を指します。一般でいう「危険」という意味ではなく、「変化」ととらえたほうがいいでしょう。
>下巻より

・一般に、費用対効果という言葉は適当に使われすぎています。
>下巻より

・ビジネスというのも、二分法で切ることができます。それは、「会計的な行動」か「非会計的な行動」か、という二分法です。
>下巻より

・私は「会計が信頼されすぎている」と感じています。「会計がわかればビジネスがわかる」的な過大評価が目につくのです。
>下巻より
 最後の最後になんじゃいっ!!と怒る方もおられるかもしれませんが、ここが山田さんがこの本を書いた最大の動機なのかもしれません。



テーマ:紹介したい本
ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
合格おめでとうございます。
私も何とか、下位合格ではありますが、
同期になれました。
ここで、「「稼げる」弁護士になる方法」鳥飼重和
を知って、注文させてもらいました。

 最近は、普通の本を殆ど読んでいなかったので
ここの記載を参考にさせてもらいます。

 修習がんばりましょう。
2010/09/26(Sun) 14:14 | URL | 通りすがり | 【編集
Re: タイトルなし
>通りすがりさん
 コメントありがとうございます!
 通りすがりさんも合格おめでとうございます!

 鳥飼先生の本は何か得るものがあると思います。
 少なくとも自分にとっては大変意味のある本となりました。

 修習がんばりましょうね!
 同期として今後ともよろしくお願い致します。
2010/09/26(Sun) 22:20 | URL | ぽん | 【編集
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