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【読書日記】ダンスの力
ダンスの力
         夏まゆみ(学研パブリッシング)

☆8つ
 とても面白かった。裁判帰りに本屋さんで購入し、帰りの電車そして夜の読書タイムに一気に読みました。色々な人におすすめの1冊です。

 著者の夏まゆみさんは、ダンスプロディーサー。経歴はモーニング娘。、AKB48等多くのアイドルにダンスを指導し、他にも長野オリンピックやマッスルミュージカルなどの振り付けを指導するなど数多くの舞台をプロデュースしている方です。

 先日とある会合で、著者の夏さんとお話をさせていただくことがありました。テレビ、舞台等の華やかな世界で第一人者としてご活躍されている方にもかかわらず、とても気さくにお話してくださりました。
 その夏さんが本をお書きになったと聞き、裁判帰りに本屋に立ち寄り、購入しました。帰りの電車で、「これは面白い!」と感じ、夜の読書タイムに一気に読んでしまいました。久々に一日で本を読み切りました。

 この本は、副題に「モーニング娘。AKB48・・・愛する教え子たちの成長物語」とあり、モーニング娘。AKB48へのダンス指導などの様子が具体的に記載されています。

 この本の読み方は色々できると思います。
モーニング娘。やAKB48のファンは、彼女たちのダンス指導の際の様子が分かって面白いと思いますし、モーニング娘。やAKB48以外のファンでも、自分が好きなアイドルが生きている世界が分かって面白いと思います。
親や教育者(学校・塾・スポーツクラブ等々)の方々は、指導・しつけの方法や、しかり方、受け手(子供・大人問わず)との距離感、受けての伸ばし方について、参考になると思います。
実際にダンスを楽しんでいたり、ダンスの指導者・振付師をしているような方はそのまますべてが勉強になります。
アイドルや俳優を目指す方、実際にアイドルや俳優をやっている方、テレビ業界、舞台制作等に携わる方なども同様です。
どんな業種かはともかく仕事に邁進する人は、夏さんのプロとしての仕事の取り組み方、プロ意識に学ぶことが多いと思います。
オーディションでの様子なんかは就活生や、逆に採用担当の人事等の方も学ぶべきことが多いと思います。
また、本全体を夏さんの教え子たちへのやさしさ・愛情が貫かれています。

 私は、「夏さんのプロとしての仕事のやり方、プロ意識」に着目して、本を読んでいました。自分も、「夏さんのような意識を持ってプロとしての仕事をしなくてはいけない」との思いを強くしました。

グッと来た、もしくはハッとした文章をご紹介>
・プロの舞台は、「わたしはこんなにがんばったんだよ」という成果を見せる発表会の場ではなく、…
・自分は何のためにステージに立つのか、そのことがまったくわかっていない
・そこに上がれるのは『見せる側』の人、『夢を与える人』

>この辺りの記述はアイドルファンが楽しめるのはもちろん、何かにやらなくてはならないと思っている人(勉強、仕事など“何か”は問わず)にはグッと来ると思います。

・ほしいのはこれだ。大切なのは、うまく歌うことではない。プロにとっては、伝えること、送り届けること以上に大切なことはないのだ。 
>AKB48のチームBを指導する際の記述。ここの辺りはとても面白いです。
 また、この記述はとても大事で、研修の指導担当弁護士(大先輩)がよく伝えてくれた「獲得目標を常に意識しなさい。」ということに通じます。弁護士業務においても、訴訟を起こす意味、書面を書く意味、書面の中で一つの段落、一つの文章に全てに意味や目的を持たなければいけないということを再認識させていただきました。

 「プロとは何か」ということを、郷ひろみさんや真矢みきさんのエピソードを交えて語られており、そこもとても良いです。
 終章の「底力くんに、会いに行こう」もとっても良い。夏さんのやさしさ・信念が凝縮されています。
 各章の冒頭ページの写真も素晴らしいです。



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テーマ:読書メモ
ジャンル:本・雑誌

【読書日記】交通事故学
交通事故学
         石田敏郎(新潮新書)

☆6つ
 交通事故に関する知識収集として、また、自分が交通事故を起こさないようにするために、読んでみると良いと思います。

 著者の石田敏郎さんは、早稲田大学人間科学学術院教授で、長年、交通事故心理学、安全人間工学、運転行動とヒューマンエラーの関わりについて研究をされている方です。また、日本交通心理学会会長、日本交通科学学会常任理事なども務めいるそうです。

 今回の本も、弁護士業務に関する知識収集のために読みました。
交通事故を扱っているのですが、交通事故というのは、車体の傷など事故の痕跡(客観的証拠)がはっきりと残っていたとしても、事故態様や事故の加害者・被害者の事故直前の行動などについては供述等によらなければなりません。
また、客観的証拠が残っていたとしても、その解析方法を知らなければ、真実を明らかにできません。
この本では、人が運転中にどのような心理状況にあるのか、どのような運転タイプの人がいるか、車の構造がもたらす事故要因、運転中の認知能力を向上させるための方法など、運転に関する幅広い記述がなされています。

 交通事故案件(被害者側、加害者側ともに)を弁護士業務として行っている私にとっては、とても役に立つ本です。


グッと来た、もしくはハッとした文章をご紹介>
・少しでも不安を感じたら仕切り直しをするゆとりを持ってほしい
>おっしゃるとおりだと思います。私は運転免許取り立てのころ、「大丈夫かな~。いけるだろ!」というような感じで、ちゃんといけたことも、いけなかったこともありました(笑)その教訓を活かし、今では著者が言うように少しでも不安を感じたら、停止したり、スピードを緩めたり、やり直したりしています。

・横断歩道での子供の事故は小学校低学年が最も多く、それ以降は急激に減少していく。最も危険なのは注射車両付近の横断である。また、子供は走りながら横断する傾向が強く、これも事故要因となっている。 
>これは覚えていた方が良いと思いました。特に子供が走りながら横断をする傾向が強いというところ。自分が運転をする時には十分気をつけなくては。

・統計を見ると夜間の歩行者事故件数は昼間の約2倍、車道上は約4倍になる。
・歩行者事故は死傷事故の54%、死亡事故の73.9%が歩行者側の違反だという。死亡事故の内容は、走行車両の直前直後を横断する、横断歩道外を横断する、信号無視、酩酊・徘徊・寝そべりなどだ。

>この辺りも覚えておくべき。歩行者に対する交通事故で、歩行者の過失が大きい場合、被害者となった方には気の毒であるが、加害者となる運転者は自分の責任以上に賠償をする必要はない。しっかりと事故態様を見つめ、加害者の過失が過度に認定されないように弁護士としては責務を果たしたいと思っております。


 仕事として、運転をする方(トラック運転手、バス運転手、タクシードライバーなどなど)や日ごろ通勤や買い物等で頻繁に運転をされる方には一読の価値があると思います。


テーマ:読書メモ
ジャンル:本・雑誌

読書日記のまとめ
このブログを知っているリアル友人から、
「読んだ本をジャンルごとにまとめてみれば?」
と言われたのでやってみます。

私の目指す読書の姿は“ジャンルを絞らずバランス良く”というもの。

以下ではジャンルごとに、ブログを始めてから読んだ本をまとめてみます。
ジャンルの中では☆の獲得順に挙げて行きます。

☆は1~10まで。
☆8以上はこれからも自分の近くに置いておこうと思っているものです。
☆6あれば、誰かに「おすすめの本は?」と言われたときに紹介する可能性があります。
☆5以下は多分誰かに紹介することはないでしょう。

*以下で題名のところをクリックすれば過去の書評が新しいウィンドウで表示されます。
 表示されないものは書評を書こうと思っているけどまだ書いてないものです(いつ書くかは未定)。
 この記事は書評を書くごとに更新する予定です。

<名言・格言、自己啓発>
☆10 「中国古典の言行録」宮城谷昌光
☆8 「人を動かす 新装版」(著)デール カーネギー(Dale Carnegie)、(訳) 山口 博
☆8 「活眼活学」安岡正篤
☆8 「ダンスの力」夏まゆみ
☆7 「ゲーテ格言集」ゲーテ (編訳)高橋健二

<ビジネス・経済・経営・会計・投資>
☆9 「ブラックスワン」ナシーム・ニコラス・タレブ (著)、望月衛 (翻訳)
☆9 「グーグル秘録」ケン・オーレッタ (著), 土方 奈美 (翻訳)
☆9 「史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵」(著)メアリー バフェット, デビッド クラーク, (翻訳)峯村利哉
☆7 「経営戦略を問い直す」三品和広
☆7 「自分の仕事をつくる」西村佳哲
☆7 「ヤバい経済学 [増補改訂版] 」スティーヴン・D・レヴィット/
   スティーヴン・J・ダブナー【訳】望月衛
☆7 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海
☆7 「ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」青木高夫
☆7 「「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯」城山三郎
☆7 「税務署の正体」大村大次郎
☆7 「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」マリアン・M・ジェニングス
   【監修】山田真哉【訳】野津智子
☆7 「<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]」山田真哉
☆7 「新しい働き方 a new way of working」本田直之
☆6 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字(上下)山田真哉
☆6 「1秒!」で財務諸表を読む方法 小宮一慶
☆6 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」勝間和代
☆6 「マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人々」マークJ.ペン
☆6 「リクルートのDNA―起業家精神とは何か」江副浩正
☆6 「「知の衰退」からいかに脱出するか?」大前研一
☆6 「スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学」吉本佳生
☆4 「ディズニーランドの経済学」粟田房穂、高成田亨

<法律>
☆9 「ハーバード・ロースクール アラン・ダーショウィッツ教授のロイヤーメンタリング」(著)アラン・ダーショウィッツ、(訳)小倉京子
☆8 「「稼げる」弁護士になる方法」鳥飼重和
☆7 「著作権とは何か ―文化と創造のゆくえ」福井健策
☆7 「著作権の世紀―変わる「情報の独占制度」」福井健策
☆7 「どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門」大内伸哉
☆7 「ビジネス弁護士ロースクール講義~法律が変わる、社会が変わる」久保利英明+大宮法科大学院大学[編]
☆7 「交渉力」団野村…法律って感じではないが
☆6 「プロ法律家のクレーマー対応術」横山雅文(弁護士)
☆6 「激突!検察、暴力団、弁護士会……タブーの権力と対峙した弁護士の事件簿」猪狩俊郎
☆6 「特捜検察の闇」魚住昭
☆6 「社長,サービス残業代請求問題はこう解決しましょう!訴訟のリスクを回避し,会社を良くする処方箋」
糀谷博和,大西美佳,田中義郎
☆6「原発賠償の行方」井上薫

<社会・政治・マスメディア・雑学>
☆8 「TVニュース 七つの大罪―なぜ、見れば見るほど罠にはまるのか」(「HOW TO WATCH TV NEWS」)ニール ポストマン(Neil Postman)著、 田口恵美子(翻訳) 、石川好(監修)
☆8 「子どもはもういない 教育と文化への警告」ニール・ポストマン(著) 小柴一(訳)
☆7 「「痴呆老人」は何をみているか」大井玄
☆7 「東京の副知事になってみたら」猪瀬直樹
☆7 「歌舞伎町・ヤバさの真相」溝口敦
☆6 「新版・現代ヤクザのウラ知識」溝口敦
☆6 「交通事故学」石田敏郎
☆6 「国家の品格」藤原正彦
☆6 「アラブの大富豪」前田高行
☆5 「原発はいらない」小出裕章
☆5 「電子書籍の衝撃」佐々木俊尚

<哲学・思考方法・宗教>
☆9 「君たちはどう生きるか」吉野源三郎
☆7 「人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答」茂木健一郎、 南直哉
☆7 「14歳からの哲学 考えるための教科書」池田晶子
☆7 「思考の整理学」外山滋比古
☆6 「老師と少年」南直哉

<エッセイ・随筆>
☆7 「毒舌 身の上相談」今東光
☆7 「Kitano par Kitano 北野武による「たけし」」(著)北野武,ミシェル・テマン (翻訳)松本百合子
☆7 「人間とは何か」マーク トウェイン(Mark Twain) (原著)、中野 好夫 (翻訳)
☆7 「私の好きな日本人」石原慎太郎
☆7 「憚りながら」元後藤組組長 後藤忠政 得度名・忠叡(ちゅうえい)
☆6 「日本人へ リーダー篇」塩野七生
☆6 「男の肖像」塩野七生
☆6 「若きサムライのために」三島由紀夫
☆6 「おもしろくて、ありがたい」池波正太郎
☆6 「爆笑問題 太田光自伝」太田光
☆6 「養老孟司太田光 人生の疑問に答えます」養老孟司製作委員会編
☆4 「アホの壁」筒井康隆

<歴史>
☆8 「幕末史」半藤一利
☆7 「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」
    戸部良一、 寺本義也 、鎌田伸一、杉之尾 孝生、村井友秀、
    野中郁次郎
☆7 「日本史が楽しい」半藤一利
☆6 「松平定知が選ぶ その時歴史が動いた 名場面30」NHK取材班編

<差別問題・ボランティア・国際協力・国際問題>
☆9 「ゾマホンのほん」ゾマホン ルフィン
☆8 「ゾマホン、大いに泣く」ゾマホン・ルフィン
☆7 「被差別部落の青春」角岡伸彦
☆7 「帰郷ノート・植民地主義論」(著)エメ・セゼール、(訳)砂野幸稔
☆4 「差別と日本人」辛 淑玉 、野中 広務

<芸術>
☆8「歌とともに生きる――中国・貴州省苗族の村」田中一夫
☆7 「日本の国宝、最初はこんな色だった」小林泰三
☆6 「ゲルニカ ピカソが描いた不安と予感」宮下誠

<小説>
☆9 「ハックルベリ・フィンの冒険」マーク トウェイン (訳)大久保 博
☆7 「鷲は舞い降りた」ジャック・ヒギンズ【訳】菊池光
☆7 「深夜プラス1」ギャビン・ライアル【訳】菊池光
☆7 「悲しみよ こんにちは」フランソワーズ・サガン(訳)朝吹登水子
☆7 「雨・赤毛」サマセット・モーム(訳)中野好夫
☆7 「永遠の0(ゼロ)」百田尚樹
☆6 「マクベス」シェイクスピア(訳)福田恒存
☆6 「リチャード三世」シェイクスピア(訳)福田恒存
☆6 「69sixtynine」村上龍
☆6 「拝金」堀江貴文
☆5 「若きウェルテルの悩み」ゲーテ【訳】高橋義孝 

<その他>
☆8 「野村ノート」野村克也
☆7 「フェルマーの最終定理」サイモン シン( Simon Singh)、青木 薫 (翻訳)
☆4 「司馬遼太郎。人間の大学」鷲田小彌太

<番外編>
私の“読書”について
テーマ:紹介したい本
ジャンル:本・雑誌

【読書日記】税務署の正体
税務署の正体
              大村大次郎(光文社新書)

☆7つ
 税務署の実態について描かれた本。知識としてとても良いと思います。

 著者の大村大次郎さんは、元々国税局で主に法人税担当調査官として10年間勤務していた方です。他にも色々と本を書いていて、私も他の著作を読んだことがあります。

 今回の本は、税務署の組織、税務調査の方法、調査官の日常生活例などについて、著者の経験を生かして具体的に書かれています。
最近、私の弁護士業務として税務関係にかかわる仕事(相手方に税務調査、脱税事件がらみなどなど)が少々出てきました。そこで、税務関係の講演に赴いたり、いくつかの著作を読んだりしています。
この本もその一環で、簡単に知識を得るために選びました。

 目的は十分果たされました。
・国税庁、国税局、税務署の違い
・税務調査の法的性質(強制ではなく任意であること)
・マルサの女・ナサケの女・半沢直樹・トッカンといったドラマや映画を具体例として出しながら、キャリア・ノンキャリアの職員の違い、国税局調査査察部(実行部隊(マルサ)・情報部隊(ナサケ))・国税庁調査官・特別調査官(トッカン)の違い、税務調査の実態
などが分かりやすく記載されております。

 このほかにも、OB税理士制度の問題点(調査相手との癒着、税務調査の優遇、脱税請負人問題、国税幹部の退職時の顧問先斡旋など)など負の側面にも切り込んでおり、こちらも興味深かったです。

 もっともこの本は、当然著者の経験を軸に書かれているものなので、他の見方があったり、現在とも違う面もあるかと思うので、ゼミの先輩・同期・後輩に国税に行った者がいるので彼らに聞いてみようと思います。


グッと来た、もしくはハッとした文章をご紹介>
・ゴミ収集日の翌日では、貴重な情報源であるゴミがなくなっているため、その地域のゴミ収集日も調べておかなければなりません。
>なるほどね。他にも税務調査の調査手法など紹介やエピソードが数多く載っており面白いです。

・だいたい1週間に1件のペースで調査をしなければなりません 
>これは比較的小規模の調査にあたる業務を調べている際の件数だそうです。下調べ、実際の調査、報告書作成までをしないと考えるとかなりの激務です。



テーマ:読書メモ
ジャンル:本・雑誌

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