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「経済法(独占禁止法)論証っていうかまとめ」番外編2(勉強方法)
「経済法(独占禁止法)論証っていうかまとめ」番外編2(勉強方法)

自分なりのおすすめ勉強法と教材、問題演習をちょこっと紹介。
 *アマゾンのリンクは2013年6月27日時点で最新のものだと思います。

1 勉強方法

(1)薄い教科書→百選

どの科目についても同じなんですが、独禁法も薄い教科書→百選が鉄板だと思います!
初学者から受験を控える人まで全ての人におすすめです。
分厚い基本書やガイドラインは必要に応じて参照にすれば良いくらいかと。
しかも、大事なガイドラインについては、百選の解説やアルマにも引用されていますし。
他の科目もあるから時間に余裕ないですし。

ってことで、

①薄い基本書(おススメはアルマ)で2回くらい通読(サクッと)。条文はなるべく引きましょう。数も少ないし。
②百選読みながら、どの条文使うか考える。
③判旨・解説を読む。だいたいのことは百選の解説に書いてあります。(はっきりいって今回の百選は素晴らしい出来だと思います。主観ですが)。
④百選読んでて分からないところはアルマをまず確認。それでも分からなければ、手持ちの分厚めの基本書を!
あとは②以下の繰り返し。繰り返す際には問題演習も適度に混ぜると良いと思います(その素材は3で)。

あと、私と違って、現役生の時から経済法にしっかり取り組もうとする人は、授業をしっかり利用して下さい。
教科書に載っていない説明を聞く機会は、卒業してしまうとなくなります。また、近くに質問ができる&正誤を判断して頂ける先生がいることは貴重です。
現役生は、授業とは別に薄い基本書をサクッと通読し、授業に合わせた予習(該当箇所の読むこと、判例・審決例を読むことなど)をしていくと良いと思います。


(2)まとめのすすめ+意識

そして、もうひとつ大事なことは、

試験2週間前から、それだけを見れば良いっていうまとめを作ること!!
私みたいに自前で作る必要は必ずしもない。
出来合いのものに書きこんだり、不要部分は削除したり、分かりやすいように修正したりすればOK!!

もし自力でまとめを作るなら、まずは骨格だけ(条文、趣旨、定義、一言の理由(思いつかなければ保留でOK)でとにかく作るのが良いと思います。
最初から『あれもこれも』とやってしまうと時間がかかり過ぎて、結局全体に渡って作れなくなります。
全体の骨格ができてから、肉付け(論点、判例など)をしていけば良いと思います。

短時間で見直せるものがあるだけで、試験前に多少は落ち着きます。


とにかく、全ての勉強は試験2週間前からの勉強に向けてするように意識する。
分厚い基本書とか細かい論文読んでも、(私のような凡人の場合)記憶は薄れますのでご注意を。もし、そういうの読むときは、2・3行のメモだけでも良いんで、勉強の形跡を残しましょう!!

2 教材

①アルマ経済法(有斐閣アルマ)岸井大太郎ら
 →アルマに勝てるパフォーマンス力を備えた本を私は知りません。分厚い基本書読んで忘れるよりはサクッとアルマを!

②経済法判例・審決百選
 →解説がかなり良いです。完全に新司法試験科目になったことを意識しています。いくつか分かりにくいのもありましたが、少ないように感じました。
  そして、「はしがき」に書いてある編集者(舟田・金井・泉水)の編集方針にはグッと来ました。 
  『読者が知るべき論点は可能な限り網羅的に』『初学者にも本書を読めばそれぞれの論点が十分に理解できるように』『基礎的な論点が漏れることがないように』byはしがき

 

 以上2冊がおすすめです。

 あとの分からないとき用の分厚目の基本書などは、ローの先生や先輩がすすめるものの中から各自で選べば良いと思います。

 いちおう自分がよく使ったものを載せておきます。
・「独占禁止法」金井貴嗣ら(弘文堂)
・「独占禁止法」白石忠志
・「独禁法事例の勘所」(法学教室Library)白石忠志
 この3冊くらいですね。

  


3 問題演習

①新試過去問
→すでにかなりの数があります。必ずやりましょう。特に新しい年であればある程やった方が良いと思います。
②法学教室の連載(3・4年前?)
→10回分くらいありました。図書館などでコピーしたりすると良いと思います。演習が少ない経済法にとっては貴重です。
③演習ノート経済法
→事例+解説が2・3ページでまとまってます。自分はやってためになったと思いました。

①以外は、余裕があるひとだけやれば良いと思います。
それよりも大事な問題演習というか訓練方法は、百選読むときにどの条文で構成するか、なぜ他の条文ではダメかを考える!!ということ。

百選での勉強は、判例・審決例を抑えられる上に、問題演習代わりにもなります。
百選の解説には、「他の条文ではどうか?」ということについて、かなり言及がありますので、それを使って答え合わせをして下さい。





勉強方法、教材選びなどに正解はありませんが、参考までに。
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「経済法(独占禁止法)論証っていうかまとめ」番外編1(はじめに)
「経済法(独占禁止法)論証っていうかまとめ」番外編1(はじめに)


誰からも頼まれていませんが、
「経済法(独占禁止法)論証っていうかまとめ」
っていう記事の連載を始めようと思います。

多分1日1本あげていきます。
明日の記事は「勉強方法・基本書・問題演習」についてなので、明後日から「まとめ」をあげていきます。
「経済法論証っていうかまとめ 」というカテゴリーに入ります。全26回。計1カ月に渡って上げていきます。
(もし、早急に欲しいという奇特な方がいましたら、suisui2*gmail.com(*を@に変えて下さい)までメールを下さい。チェックし忘れているようでしたらコメントを残して下さると助かります。)


自分はもう受験制限を使い果たした身ではありますが、
これが経済法選択の新司法受験生の誰かのお役に立てれば光栄です。


まずは、自分の独禁法の知識レベルをなんとなくご紹介。

ローで授業は取りました。が、試験がなくレポートだったこともあり、全く知識が身につきませんでした(というか不勉強でした)。

そして、1回目の受験では、経済法の得点が22点!!というありえね~点数を(笑)
素点で25点はあったのだろうか、科目足切りにはなりませんでしたが。。。
理由は大きく2つかありまして、
1つ目は、「1回目は択一通ればイイや」と思い(今思うともったいなすぎる考え)、択一に結びつかない独禁法を疎かに。
2つ目は、本番で、「①案ないし③案を比較しつつ,独禁法上の問題点とその考え方を論じ,最大の利益が確保でき,かつ独占禁止法に抵触しないような案を示しなさい。」(H20年度1問目)っていう問題を見て固まりました。
①~③の比較ならまだしも、「最大の利益を確保できる案を示せ??全然イイ案が思いつかん!!」みたいに混乱してたら、時間切れ。第1問について設問2から先に書き、結局設問1は、3行くらいしか書いてない気がします。どっかで50点以上の答案を見ましたが、「よって、②が良い」みたいに書いてあって『そりゃなしだろ。。。』って思った記憶が。今思うと、最低限その処理をして、何か思いつけば「②にこのような条件を付加する」みたいにすればよかったなと。

そんなこんなでスゴイ点数取ったんで、心を入れ替えて勉強せねば!と。

自分は2回目の受験に向けた勉強中に、演習ノート「経済法」(法学書院)を買い、その問題を全部やって、それに出てくるテーマ毎のまとめを作りました。
そのまとめの目的は「必要最小限で合格点を!!」というもの。

構成要件、要件ごとの定義をひたすらまとめました。
そこに出てくる論点くらいは、まとめに書いていた気がしますが、完全に不十分なものでした。
が、とにかく上記目的を意識して簡単なまとめを。
今、当時の勉強記録を読み返してみたら「1月19日~25日」までの短期間で骨格を作ったようです。
演習ノート以外に、横に置いていたのはアルマだけです。目的が上記のものなんで。

この1週間以外にはもう1週間くらい使った気がします。
そんときは百選もちょっとは読んだ気が。全部は間違いなく読んでいません。

それを手に受けた第2回の新司法試験での得点は50点!!
前がひどかったのもありましたが、ほぼ30点上がりました!
目標は十分達成です(なんで受かってないかは聞かないでください(笑))


そして、今回の受験に向けては、そのまとめを改良し続けました。
使った本はアルマ、百選、勘所、金井らの独占禁止法とか。
通読したのは、4月26日に発売された新百選だけです(それも97くらいまでですが)。
ほかのは疑問がある度に参照してました。

その改良作業は、4月26日から1週間かけた新百選の通読と同時に一応の完成を迎えましたが、試験中の中日や当日の朝にも書きこんだりしていたため、本当の完成は試験30分前です。

写真を載せます。完全手作りです。ちょっと暗いですがこんな感じです。
DVC00034_convert_20100517200404.jpg

試験ギリギリまでの書きこみを打ち直してみました。

まとめについてはこのカテゴリーの記事の次次回から定期的にアップしていきます。


ちなみに今回(平成22年度)の問題については、設問2はできた気がする(完全な主観)。
設問1は構成迷った。時間がなくなった上にグダったので答案構成を試験委員に見てほしい(涙)

ちなみに設問1は、排他条件付取引は違法、排除型私的独占はサクッと切りました。

不公正な取引方法については、排他条件付取引と単独間接の取引拒絶と取引妨害で迷いました。特に取引拒絶。『相手方が「特定のE社」だったから、取引拒絶の方が良いかな~』『でも、実際に対策が実施されてもE社が拒絶されるか分からないしな~』『「拒絶されることとなる」とか書いて取引拒絶の方が良いかな~』と散々迷いました。せめて、その迷いを書けばよかった。でも上手くまとめる能力も時間もなかったです。
あと私的独占の方では、
①市場をアクセサリー全体の販売市場とする。競争制限なし。
②仮に本件アクセサリー販売市場としても、BCDという有力な競争者がいるため、競争制限なし。
って書きたかったのですが、時間がなくて①止まり。無念。
ちなみに書いたのは設問2が先です。
当日の私は、「まず設問1と設問2の両方を構成。1がよくまとまらなかったんで、2から書き始める。1をもう1回悩む。書ききれなくなりそうだから、とりあえず書く!」って感じでした。

*追記(5月19日夜)
きっかわ法律事務所のホームページで今年の経済法についての検討が公開されました。
是非チェックを。
今年についての記事に直接行くのならコチラから。
トップページへはコチラから。
ちなみにこちらのホームページでは、毎年の経済法についての解答例を「独禁法つれづれ草」というコーナーの中で、根岸哲先生(甲南大学法科大学院教授)がご担当されていますので、こちらもあわせてご覧下さい。


*最後に大事なお知らせ
 あくまで、私が作ったものなので、間違いがある可能性があります。
 もし使われる方がいましたら、あくまで踏み台とするということにして下さい。
 引用元・参考にしたものについてなるべく書き残すようにしてみたんで(不完全ですが)、少しでも疑問があれば自分で確認をとることをお忘れなく。
 間違いがあったら報告して頂けると大変ありがたい。

【「まとめ」中に使う引用略例】
  百 →経済法判例・審決百選
  旧百→独禁法審決・判例百選 (第6版)
  ア →アルマ第5版
  金井→独占禁止法(2版)金井貴嗣、川濱昇、泉水文雄
  勘所→独禁法事例の勘所 (初版)
  改正独禁法→改正独禁法の実務対応(中央経済社)

 アルマについては5版(補訂版ですらない)、勘所は初版、金井は2版だったんで、それぞれ新しいのをお持ちの方は少々気を付けて下さい。

*まとめを作るにあたって一番基礎となったもの
・「演習ノート 経済法」土田和博、岡田外司博(編集) 法学書院

 この本は、自分にとってはかなり役に立ちました。みなさんにもおすすめですが、改正前の条文なのでお気をつけ下さい。

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