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行政書士試験について(3/3)
3、勉強方法について

 以上を踏まえた上で、勉強方法を私なりに考えてみます。
 予備校に通われるのであれば、その予備校の方針に沿って行えば良いと思いますが、一応書いておきます。

(1)インプット

ア 一般知識等について

  一般知識等については、日頃のニュース・新聞で扱われるようなものが問題となります。
  インプットとしては日ごろからニュース・新聞に気をつけていれば良いと思われます。
また、個人情報保護(ひとつ前の記事の⑧)については、行政法(ひとつ前の記事の③)の中でも勉強することになります。


イ 法令等について

 法律科目は、①一つの科目(A)について、全体を見通すことで細かい部分の理解が進み、②他の科目(BやC)を勉強することで、Aの科目の理解が深まります。
(たとえば、①民法(A)の「民法総則」が分からなくても、「契約総論・契約各論」(全体)を勉強することで「民法総則」分かるようになり、②憲法や行政法(他の科目BやC)を勉強することで民法(A)の理解が深まります。)
 ですので、最初のうちは、一つの科目にこだわらず、またその科目の中でも細かいところにこだわらず、早く全体を見通すことが大事だと思います。


 そして、行政書士試験では、行政法・民法が全配点の約6割を占めるので、この2科目が中心になるでしょう。
 中でも民法が最も肝となります。
 民法は、すべての科目における法律解釈の参考となりますので、民法がしっかり理解できると、他の科目の理解が早くなります(もちろん他の科目を勉強することで民法も深まります)。

 ということで、まずは民法の薄い本でザッと目を通してみて下さい。
 (予備校の講義の進度にとらわれることなく早く!)

 民法が終わったら、他の科目(憲法、行政法、商法(試験に出るのは会社法ばかりなので会社法だけでOK))もザッと1度目を通してみて下さい。

 通読1度目は、理解することよりも、全体の雰囲気を味わう事を意識されるとよろしいかと思います。

 あとは、予備校のテキスト・講義、下記のインプット用教材、問題演習を繰り返すことで、知識が定着してくると思います。


◆最後に、私のおすすめのインプット用教材(入門編)を書いておきます。

・民法
 →「伊藤真の民法入門 講義再現版」( 日本評論社)

・行政法
 →藤田宙靖「行政法入門」(有斐閣)

・会社法
 →柴田和史「ビジュアル 株式会社の基本」(日経文庫)

・憲法
 →「伊藤真の憲法入門 講義再現版」( 日本評論社)

特に行政法と会社法の本はおすすめです。
この2冊は、大学教授(藤田さんは現在最高裁判事を務めています)によるものでありながら、それぞれの科目について分かりやすく、かつ、レベルは落とさずに説明されています。
民法と憲法は伊藤塾という予備校の代表によるものです。分かりやすいと評判です。

 あくまで私の個人的意見として、読む順番を付けるとすると、
「民法→憲法→行政法→会社法」が良いかなと思います。



(2)アウトプット

【注意】アウトプット教材については予備校のものが物足りなくなったといった場合にだけ、購入されればよろしいかと思います。
    独学者は、下記の教材がおすすめです。

 アウトプットは問題演習をやるに尽きます。法令科目について一通り目を通したら、取りかかってみて下さい。主に択一試験対策として。
記述式については、予備校でも行われると思いますが、択一対策やインプットをする中で対応できるようになると思います。

 予備校でも問題演習はやると思いますが、行政書士受験者がよく使用している問題集を書いておきます。

・2009年版 出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 1法令編 (出る順行政書士シリーズ)
・2009年版 出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 2一般知識編 (出る順行政書士シリーズ)

 どちらも東京リーガルマインド(LEC)が出版している過去問集です。

(3)インプット(独学者向け)
 行政書士向けの簡単な書籍が数多く出ていますが、自分が今から勉強するならば、これを使うというのを書きます。
 自分に合う教材が見つかれば、それをお使いになって構わないです。
 
 下記の本は、いずれも学者によるもので、学説も書いてありますが、それは無視してOKです。(参考程度に見るのは有益)
 これらの本を読むときに意識して欲しいのが、条文と判例(最高裁判所の判決)。
 行政書士試験には、ほぼ条文と判例しか出ません
 あと、これらは通読するのも良いですが、入門編の基本書を読んだ後、問題集を解きながら参照するっていう読み方で良い気がします。

 憲法 芦部信喜「憲法」有斐閣
 行政法 櫻井敬子、橋本博之「行政法」有斐閣
 民法 潮見佳男「入門民法(全)」有斐閣
 会社法 北村雅史、柴田和史、山田 純子「現代会社法入門」有斐閣


4、おすすめの本のまとめ

(1)インプット(入門編)


(2)アウトプット


(3)インプット(独学者向け)



5、終わりに

私が考えたことは以上です。
少しでも参考になれば幸いです。

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行政書士試験について(2/3)
2、行政書士試験について

(1)概要
 行政書士試験の問題は、①行政書士の業務に関し必要な法令等(憲法、行政法、民法、商法、基礎法学)、②行政書士の業務に関連する一般知識等 から出題されます。

 出題数、出題形式、合否判定基準は以下の通りです。
 (財団法人行政書士試験研究センターのホームページより)

1 配点
試験科目 出題形式 出題数 満点
法令等 択一式 5肢択一式 40問 160点
多肢選択式 3問 24点
記述式 3問 60点
計 46問 244点
一般知識等 択一式 5肢択一式 14問 56点
合     計 60問 300点

 (備考)問題別配点

 ▽択一式  5肢択一式 1問につき4点
        多肢選択式 1問につき8点 空欄(ア~エ) 一つにつき2点
 ▽記述式 1問につき20点
2 合格基準点
次の要件のいずれも満たした者を合格とする。
(1)行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者。
(2)行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者。
(3)試験全体の得点が、180点以上である者。


つまり、行政書士試験は300点満点で、合格に達するには、一般知識等で24点(14問中6問正解)以上を得点した上で、合計180点以上の点数を取る必要があります。
一般知識等で24点を取れなければ、即不合格となります(通称:足切り)。



 そして、各科目ごとの配点は以下のようになっています。
 (2008年度のもの。)

・法令等
①基礎法学      2問   8点
②憲法          5問  28点(5肢 20点 多肢 8点)
③行政法       21問  112点(5肢 76点 多肢 16点 記述 20点)
④民法         11問  76点(5肢 36点 記述 40点)
⑤商法・会社法    5問(商法1問、会社法4問)  20点(全て5肢)

・一般知識等
⑥政治・経済・社会  択一6問 24点
⑦情報通信      択一3問 12点
⑧個人情報保護    択一2問 10点
⑨文章理解      択一3問 12点


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